学習するのは子供たちであり、一人ひとりの個性が異なるように、その知識や理解の程度、吸収力に個人差があるのは、自然なことです。それゆえ、学習指導の理想は、一人ひとりの学力に合わせた『個人別指導』が行われることです。『個人別指導』は一人の生徒に一人の指導者という形式のことではありません。いくら一対一の指導が行われていても、指導者が生徒の学習状況を正しく理解していなければ『個人別指導』とは言えないからです。
生徒が「どこまでわかっていて、わからないのはどこからか、その原因は何か」を明らかにすることから『個人別指導』は始まります。さらに、学習過程では「何点取ったか」ということよりも、「わからないのはどこか、その原因は何か」を明らかにしながら学習していくことが大切なことです。
小・中学生の学習内容はこれからの学習を積み重ねてゆく為の基礎学習であり、大切なことは確実な学習を進めること、そしてそれは1人ひとりにとっての確実な学習であり、その成果は人それぞれで良いと考えています。即ち、“学力は個性である”との考えの下に学習指導を実践しております。 |